日頃より弊社サービス FANSHIP をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
FANSHIP SDK の新しいOSへの現時点での対応状況についてご案内させていただきます。
【2022.09.09 追記】
Android 、iOS ともに一部影響を確認しております。
詳細は以下をご確認ください。
引き続き、検証と対応版のSDK の開発を進めておりますので、
リリースまで今しばらくお待ちいただけますと幸いです。
Android 13
■ FANSHIP SDK に影響のある変更点
- 端末がプッシュ通知を受信した際に、通知領域にメッセージを表示させるための権限が追加。
- FANSHIP が提供するプッシュ通知の送信機能においても、当該権限が付与されていないと、通知領域にメッセージを表示させることができません。
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- なお、プッシュ通知の受信自体は権限が付与されてなくても行えるため、FANSHIP SDK のプッシュ通知を契機とするコールバックは当該権限の影響を直接受けません。
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- 現行SDK(v8.x.x 以下)が搭載されたアプリを Android13 端末で実行した場合、以下の挙動が想定されます(アプリ実装によっても変化するので、実際の挙動はアプリ毎にご確認をお願いいたします)。
- 新規インストール
- FANSHIP起動時に、通知権限を求めるダイアログがOSによって表示されます。
- 通知カスタマイズを実装されている場合は、通知チャンネルが作成されるタイミングで、先述のダイアログが表示されます。
- 既存アップデート
- OSによって自動的に通知権限が付与されるため、通知権限を求めるダイアログは表示されません。
- 新規インストール
■ FANSHIP SDK for Android v9.0.0 の主な変更点
< Android 13 端末での動作仕様 >
- TargetSdkVersion 33
- 通知許諾ダイアログ(SDK)の役割が、通知権限ダイアログ(OS)に置き換えられます。
- 通知権限ダイアログ(OS)の結果を基に、プッシュ通知の許諾状況がFANSHIPサーバに連携されます。
- アプリのマニフェストファイルで、通知権限の宣言が必要となります。
- 通知許諾ダイアログ(SDK)の役割が、通知権限ダイアログ(OS)に置き換えられます。
- TargetSdkVersion 32 以下
- 通知権限ダイアログ(OS)と通知許諾ダイアログ(SDK)が両方表示されます。
- 現行通り、通知許諾ダイアログ(SDK)の結果を基に、プッシュ通知の許諾状況がFANSHIPサーバに連携されます。
- 任意タイミングでダイアログを表示する実装を行っている場合においても、FANSHIP起動時に通知権限ダイアログ(OS)が表示されます。
- 通知カスタマイズを実装されている場合は、通知チャンネルが作成されるタイミングで、通知権限ダイアログ(OS)が表示されます。
- 通知権限ダイアログ(OS)と通知許諾ダイアログ(SDK)が両方表示されます。
< 共通 >
-
- FANSHIP SDK 標準のお知らせ設定で「お知らせを受信する」にチェックいれた際に、アプリの通知権限がOFFの場合は設定変更を促すダイアログが出るようになります
- 当ダイアログはアプリ側でカスタマイズ可能です
- 当ダイアログはアプリ側でカスタマイズ可能です
- Android 12 以下の端末での動作仕様に変更はございません。
- minSdkVersion を 19(Android4.4) から 21(Android5)に引き上げます。
- minSdkVersionの引き上げを行うことで、「FANSHIP SDK v9.x.x」が組み込まれたアプリを 「Android5未満」の端末に対して、インストールできなくなるのでご注意ください。
- FANSHIP SDK 標準のお知らせ設定で「お知らせを受信する」にチェックいれた際に、アプリの通知権限がOFFの場合は設定変更を促すダイアログが出るようになります
今後の予定
9月中旬に Android 13 に正式対応した FANSHIP SDK for Android v9.0.0 のリリースを予定しております。
2022年9月7日(水)にリリース完了しています。詳細はこちらをご確認ください。
iOS16
■ FANSHIP SDK に影響のある変更点
< 画面回転の挙動変更 >
- iOS 16 beta2 において、お知らせ詳細画面で画面回転を行うとレイアウト崩れが発生する現象を確認しております。
- FANSHIP SDK for iOS v9.0.0 では、現象が発生しないよう対策を行う予定です。
■ FANSHIP SDK for iOS v9.0.0 の主な変更点
- SDK 構成ファイルの内、StaticLibrary 形式で提供されているファイルを XCFramework 形式に変更します。
- これにより、アプリ側で差し替え作業が必要となりますが、SDK の動作仕様に大きな変更はございません。
- 差し替え手順は組み込みガイドに記載予定ですので、そちらをご参照ください。
- SDK において bitcode を無効化しました。
- Xcode 14 で bitcode が非推奨になることによる対応になります。
- SDK 利用するプロジェクトで、bitcode が有効化されているとビルドできなくなります。
- 動作OSの下限を iOS 10 から iOS 12 に引き上げをいたします。
- 動作OSバージョンの引き上げを行うことで、「FANSHIP SDK v9.x.x」が組み込まれたアプリを、 「iOS12未満」の端末に対して、インストールできなくなりますのでご注意ください。
今後の予定
リリースポリシーに準じた対応を行えるよう、beta 版での検証を進めております。
参考ガイド
◆ FANSHIP SDK リリースポリシー・サポートバージョンについて
https://support.fanship.jp/hc/ja/articles/360034208634
◆ 最新のSDKはどこで手に入りますか?
https://support.fanship.jp/hc/ja/articles/360009603634
以上でございます。
内容について不明点がございましたら、
お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。