この規約(以下「本規約」といいます)は、株式会社アイリッジ(以下「当社」といいます)が提供する「FANSHIP for Multi」(以下「本サービス」といいます)に関する利用条件を定めるものです。
第1条(定義)
本規約における用語の定義は下記の通りとします。
(1)本サービス:当社が「FANSHIP for Multi」の名称で提供する、アプリ制作及び運用(プッシュ通知配信、クーポン配信、ポイントカード機能、アプリ会員証表示等の提供を含む)、アプリ利用者データの抽出、商圏分析ができるサービスをいいます。
(2)本利用契約:本サービスの利用に関して当社と契約者との間で合意の上で成立した契約をいいます。
(3)契約者:本サービスを利用して制作ならびに運用するアプリを所有し、本条12項に定めるアプリ用コンテンツに関する権利を保有する法人であり、アプリを通して利用者情報を集める主体となる者をいいます。
(4)利用申込者:利用契約を申し込んだ者をいいます。申込に対する承諾を経ることにより契約者となります。
(5)アプリ利用者:「FANSHIP for Multi」を用いて運用するアプリをスマートフォン等の機器を通じて利用する者をいいます。
(6)登録日:利用申込者により、本規約に承諾の上で本サービスの申し込みがなされ、本サービスに関する設定等の開示、カスタマーサービスの利用が可能となった日をいいます。
(7)利用開始日:本サービスを組み込んだ契約者のアプリが本番環境においてリリースされた日をいいます。
(8)利用開始月:最初の請求を行う月のことで、利用開始日を含む月の翌月をいいます。
(9)オプションサービス:当社が本サービスに付随関連して提供するサービスをさします。
(10)本ソフトウェア:当社が本利用契約に基づき契約者に提供するアプリの本体プログラム及びその他の開発支援ツールその他付属ソフトウェア(修正版、アップデート版も含む)をいいます。
(11)コンテンツ:文字、音、画像、映像、ビデオ又はソフトウェア等により表現された情報、データを指します。
(12)アプリ用コンテンツ:コンテンツのうち、契約者が本サービスを利用して制作、運用、提供するアプリ内において使用するために、当社に対して送信または提供するものを指します。
(13)個人情報:個人情報保護法第2条1項で定められた情報。
(14)秘密情報:本サービスの提供等に関連して知り得た相手方の技術上又は業務上の情報であって、相手方が特に秘密である旨指定した情報ならびに情報の内容及び開示の状況から合理的に秘密であると認識できる情報。ただし、以下のいずれかに該当する情報を除きます。
①開示した時点で、被開示者がすでに保有していた情報
②開示した時点で、すでに公知・公用だった情報
③開示を受けた後、被開示者の責めに帰すべき事由によらないで公知・公用となった情報
④開示を受けた後、正当な権限を有する第三者より被開示者が入手した情報
⑤被開示者が開示された情報に一切アクセスせず、それと無関係に開発、創作した情報
第2条(利用規約の適用及び変更)
1.本規約は当社が提供する本サービスの提供条件ならびに、本サービスの利用に関する契約者と当社との間の権利義務関係を定めることを目的とし、契約者と当社との間の本サービスの利用に関わる一切の関係に適用されます。
2.本規約の内容と、本サービスを構成する関連ルールにおける定義及び本規約外における本サービスの説明等の間に相違がある場合は、本規約の規定が優先して適用されるものとします。
3.当社は、本規約を変更する場合、31条(通知)に定める方法により事前に契約者に対して通知を行います。また、当該変更に関する通知を行った後、契約者が本サービスを継続して利用した場合には、契約者は、本規約の変更に同意したものとみなします。
第3条(本利用契約の成立)
1.利用申込者は、本規約の内容を承諾の上、当社が定める利用申込書に必要事項を記入し、当社に提出することにより、本サービス利用のための申込を行うものとします。
2.本利用契約は、当社が前項の通り申込を行った利用申込者に対して、当社所定の方法により承諾の通知をした時点で、利用申込者と当社との間で成立するものとします。ただし、当社は、以下のいずれかに該当する場合、利用申込を承諾しないか、若しくは承諾後であっても、承諾の取消を行うことができるものとします。
(1)利用申込者が、本利用契約上の債務の支払いを怠るおそれがあると当社が判断した場合
(2)利用申込者が、本サービスの利用申込にあたり、虚偽の事実を記載した場合
(3)当社の競合他社等が当社の営業秘密等を調査する目的で利用申込をしていることが明らかになった場合
(4)その他前各号に準ずる場合で、当社が本利用契約の締結を適切でないと判断した場合
第4条 (利用期間)
1.利用開始月の初日から起算し12か月間を最低利用期間と定めます。
2.本サービスの最低利用期間満了以降は、当社若しくは契約者による解約の手続きがなされるまで本利用契約は1ヶ月単位で自動的に継続延長され、以後も同様に継続するものとします。
3.本利用契約の利用期間中に本サービスの利用、及び利用料金の支払を一時的に休止することはできないものとします。
第5条 (本サービスの内容等)
1. 当社は、本規約ならびに「『FANSHIP for App』より取得する情報の取扱いポリシー」に定める条件に従い、本サービスを提供します。
2. 本サービスの内容及び提供条件等の細目については別途当社が定め、ガイドライン、マニュアル等(以下「ガイドライン等」といいます)の形式で契約者に対して提示します。契約者及び利用申込者は、本規約の他、ガイドライン等に従い、本サービスを利用するものとします。
3. 当社は、本サービスに付随あるいは関連して、オプションサービスを提供する場合があります。オプションサービスについても、当社が別段の定めをしない限り、本規約が本サービスと同様に適用されるものとします。
第6条 (本ソフトウェアの取扱)
1. 当社は、本サービスの契約期間中、契約者が本規約に従い、本サービス及び本ソフトウェアを使用することについて許諾します。
2.契約者は、本ソフトウェアに関するドキュメントの複製、頒布、貸与、送信(自動公衆送信、送信可能化を含む)、リース、担保設定等を行うことはできません。また、本ソフトウェアを使用する権利を譲渡、転売、又はその使用を許諾することはできません。
3.契約者は、本ソフトウェア又は本ソフトウェアに関するドキュメントを修正、翻訳、翻案、リバースエンジニアリング、逆コンパイル、逆アセンブル、又は本ソフトウェアの派生製品を作成することはできません。また、本ソフトウェアは1つの製品として許諾されており、契約者はその構成部分を分離して使用することはできません。
4.当社は、ガイドライン等で提示した本ソフトウェアの動作環境以外の環境で本ソフトウェアが動作することを保証しません。
第7条 (本サービスの利用の設定等)
契約者が本サービスを利用するために必要な機器、OS、ソフトウェア、通信回線等の準備及び設定(アクセス権設定、公開範囲の設定、セキュリティ対策の実施を含む)は、すべて契約者の責任と費用負担で行うものとします。契約者が本サービスの利用開始に必要な準備及び設定ができない等、当社にて責任を負うべき理由や原因によらず契約者が本サービスを利用できない場合であっても、当社は一切責任を負いません。
第8条 (ID等の管理)
1. 契約者は、当社から交付された本サービスを利用するためのユーザーID及びパスワードその他の認証情報(以下「ID等」といいます)を、有償・無償を問わず第三者に譲渡又は貸与することはできないものとします。
2. 契約者は、自己の責任においてID等を管理及び使用するものとします。万一、契約者によるID等の管理又は利用が不適切であったことが原因で契約者自身に不利益が生じても、当社は一切責任を負いません。
3. 契約者は、ID等を失念した場合又は盗用された場合は、速やかに当社に連絡し、その指示に従うものとします。
第9条(契約者の名称等の変更及び地位の承継)
1.契約者は、その名称、住所又は居所に変更があった場合は、変更があった日から30日以内に当社規定の書類を当社へ提出し届け出るものとします。
2.契約者は、合併・分割・事業譲渡等により地位の承継等があった場合、承継等があった日から30日以内に当社規定の書類を当社へ提出し届け出るものとします。
3.当社は、前項の届出を受理したときには内容確認を行います。その契約者又はその契約者の業務において同一性及び継続性が認められないと当社が判断した場合、契約者としての地位の承継を認めないことがあります。
第10条 (本サービスの変更、追加又は廃止)
1. 当社は、当社が必要と認めたときには、本サービスの全部もしくは一部をいつでも変更、追加又は廃止(以下本条で「変更等」といいます)することができるものとします。
2. 当社は、本サービスに関する重要な変更等を行う場合、当社が定める方法により、事前に変更等の内容について契約者に通知するものとします。ただし、緊急を要する場合については、当該変更後、速やかに変更等の内容を通知するものとします。
第11条 (再委託)
当社は、本サービスの全部又は一部を当社の責任において、第三者に再委託することがあります。この場合、当社は、委託先を適切に選定し、必要かつ適切な監督を行います。また、当社は、再委託先の行為について一切の責任を負うものとします。
第12条(料金の支払)
1.契約者は、本サービスの初期登録料金、月次料金及びオプションサービスの初期登録料金、月次料金として当社と契約者が合意した内容(以下「利用料金等」といいます)に消費税相当額を加えた額を、当社指定の方法により支払うものとします。
2.契約者は、最低利用期間満了前に契約者都合による解約あるいは当社による解除等を行った場合においても、当社に対して最低利用期間満了までの利用料金等を支払う義務を負うものとし、支払済の利用料金等について返金しません。
3.契約者が本サービスを利用して作成したアプリを、登録プラットフォームに登録申請したにもかかわらず、当該アプリが登録プラットフォームの審査等に合格せず、登録を拒絶された場合においても、当社は本サービスの利用料金等の返金義務を負いません。
4. 当社は、経済事情の変動又は本サービスの内容の変更、拡張等によって利用料金等を変更する必要が生じた場合には、利用料金等を改定することができるものとします。この場合、第2条の規定を準用するものとします。
5.契約者は、利用料金等その他の債務(遅延損害金を除く)について支払期日を経過しても支払がなされない場合には、支払期日の翌日から支払日の前日までの日数について、法定利率で計算した額を遅延損害金として当社に支払うものとします。
第13条 (利用料金等の支払手続)
契約者は、当社又は当社が指定する代理店等からの利用料金等の請求に基づき、当該利用料金等を請求元が指定する方法で支払うものとします。利用料金等の請求を受けた契約者は、請求書記載の支払期限までに当該利用料金等を支払うものとします。なお、振込手数料等は契約者の負担とします。
第14条(知的財産権)
1.本サービス及び本ソフトウェアにおける、アプリ用コンテンツに関わるものを除く一切の権利(著作権、商標権等の知的財産権、肖像権、所有権等、本サービスにより作成されたデータ(レポート、グラフ、図表を含みます)及び本サービスを通して当社が加工・編集し提供するコンテンツ又は統計・分析情報等)については、当社または当社にその掲載を許諾した権利者に帰属するものとします。
2.契約者は、アプリ用コンテンツについて、自らが本サービスを通してアプリに反映することについての適法な権利を有していること及びアプリ用コンテンツが第三者の権利を侵害していないことについて、当社に対し表明し、保証するものとします。契約者がこれに違反した場合、故意過失を問わず、当該違反から生じる紛争(クレーム、訴訟を含むがこれに限られない)について、契約者は自己の費用と負担で解決するものとします。
3.契約者が本サービスを利用してアプリ用コンテンツとして登録編集した文章、映像、動画等の著作権については契約者その他既存の権利者に留保されるものとします。ただし、当社は、本サービスの提供終了後であったとしても、アプリ用コンテンツを含む本サービスの内容を、取扱事例として、当社のウェブサイト、情報誌その他各種媒体(電磁的方法であるかを問わない)に対して、無償で掲載することができ、契約者はこれを許諾するものとします。
4.本サービスの利用にともない表示又は利用される情報プラットフォーム及びコンテンツについての知的財産権は、契約者、各プラットフォーム提供会社及び情報コンテンツ提供会社の財産であり、著作権法及びその他の知的財産権に関する法律並びに条約によって保護されています。
第15条 (本サービスにより作成されたデータの取扱い)
1. 契約者は、本サービスの利用に際して、本サービスにより作成されたデータを、契約者の事業上必要な範囲で契約者の内部で閲覧し、加工し、使用することができます。
2. 契約者は、本サービスにより作成されたデータを、秘密情報として取り扱うものとします。
第16条 (プライバシー保護)
1. 契約者は、アプリ利用者からの同意を得ることなく本人を特定の個人として識別するために閲覧履歴と他の情報を照合する行為、閲覧履歴の目的外利用といった、プライバシー権侵害のおそれのある行為をしてはならないものとします。
2. 契約者が前項のような行為を行うことによりアプリ利用者からクレーム等を受ける場合において、当社は一切責任を負わないものとします。
第17条(禁止事項)
1.契約者は、本サービスの利用にあたって次の各号に該当する事項(以下「禁止事項」といいます)を行ってはなりません。当社は、契約者が禁止事項を行っていないことを確認するため、契約者に関連する情報を必要に応じて確認することができます。
(1)日本の法律に反する違法行為
(2)第三者に損失又は損害を与える行為
(3)人権を侵害する行為、又はそのおそれのある行為
(4)誹謗、中傷など、公序良俗に反する行為、又はそのおそれのある行為
(5)犯罪的行為、犯罪的行為に結びつく行為、又はそのおそれのある行為
(6)本サービスの運営を妨げる行為、又はそのおそれのある行為
(7)本サービスを通じて、若しくは本サービスに関連してコンピューターウィルス等有害なプログラムを使用し、又は提供する行為
(8)本サービスに関するサーバーに過度の負担を及ぼす行為
(9)他の契約者のID等を不正に使用する行為
(10)本サービスの利用で知り得た、当社及び第三者の営業秘密を漏洩する行為
(11)本サービスを利用し、虚偽あるいは事実に反する情報を提供する行為
(12)第三者又は当社の著作権、その他の知的財産権を侵害する行為、又は侵害するおそれのある行為
(13)本サービスの利用において、当社が公序良俗に反すると判断した行為
(14)本規約に違反する行為
(15)その他、当社が契約者として不適切と判断する行為
2.契約者が前項で禁止する行為を行った場合、その行為の責任はすべて契約者が負うものとし、当社は一切の責任を負いません。
第18条(サービス提供の停止等)
1.当社は、次の各号のいずれか該当する場合、契約者に事前に通知を行うことにより、本サービスの全部又は一部の提供を停止あるいは機能制限することができるものとします。ただし、緊急の場合には、事前に通知することなく、直ちに本サービスの提供を停止又は機能制限することができるものとし、事後、速やかに当該停止又は機能制限について契約者に通知するものとします。
(1)天災、事変、その他の非常事態が発生し又は発生するおそれがある場合
(2)本サービスを提供するために必要な設備、機器、システム等に障害が生じた場合、その他保守上又は工事上やむを得ない場合
(3)本サービスに関するソフトウェアの更新作業のため、コンピュータウイルス、不正アクセス等への対策の実施等のために、本サービス提供の停止又は機能制限が必要な場合
(4)法令による規制、司法・行政命令等が適用された場合
(5)その他、当社が必要でありやむを得ないと判断した場合
2.当社は、前各項各号に基づき本サービスの提供の全部又は一部を停止又は機能制限したことによって生じた契約者の損害については一切責任を負いません。
第19条 (当社の判断で行うデータ等の削除等)
1. 当社は、次の各号の一に該当する場合には、契約者に通知することなく、本サービスのサーバーに保存されている契約者が投入あるいは作成したコンテンツ、データ、プログラム等の電磁的記録(以下「契約者のデータ等」といいます)について停止、削除等の措置をとることができるものとします。
(1)本サービスの利用が第17条に定める禁止事項に該当すると当社が判断した場合
(2)本サービスの利用が当社の業務の遂行又は設備、機器、システム等に著しい障害を及ぼし、又は及ぼすおそれがある場合
(3)当社が法令等の定めに従い当該情報を削除する必要があると合理的に判断した場合
2. 前項により当社が契約者のデータ等を削除し、契約者に損害が生じた場合においても、当社は一切責任を負わないものとします。
第20条(当社が行う解除等)
当社は、契約者に以下の各号のいずれかに該当する事案が発生した場合、事前に契約者に何ら通知又は催告することなく、当該契約者に対する本サービスの全部又は一部の提供を停止するかあるいは当該契約者との間の本利用契約を解除することができるものとします。
(1)第17条に定める禁止事項のいずれかに該当することが判明した場合又はそのおそれがある場合
(2)本サービスの申込の届出事項において、虚偽の記載があった場合
(3)契約者が、反社会的勢力のおそれがある、又は反社会的勢力との何らかの交流若しくは関与を行っているおそれがあると当社が判断した場合
(4)利用料金等その他の債務の履行を遅滞し、又は支払を拒否した場合
(5)契約者が、届出事項変更の手続を怠ったことにより、電子メール等による連絡が不可能となった場合
(6)契約者が、本規約その他の規程類又は法令等に違反した場合
(7)契約者について、仮差押え、差押え、競売、破産申立、会社更生手続開始、民事再生手続開始等の申立があった場合、又は、公租公課等の滞納による処分を受けた場合
(8)当社の競合他社等、当社の営業秘密等を調査する目的で利用申込をしていることが明らかになった場合
(9)当社から交付されたID等を、有償・無償を問わず第三者に譲渡又は貸与した場合
(10)その他、当社が契約者として不適当であると合理的に判断した場合
第21条(契約者が行う解約)
1.契約者が本利用契約の解約を希望する場合は、当社規定の書類に必要事項を記入の上、解約を希望する月の前月末までに当社に提出し通知することにより、解約を希望月の末日付で本利用契約を解約することができます。ただし、解約を希望する月の末日時点において最低利用期間を経過していない場合、契約者は当社に対し最低利用期間までの利用料金等を当社が指定する方法により支払うものとします。
2.契約者が本利用契約を解約した場合において、当社はすでに受領した利用料金等その他の金銭の払戻し等は一切行いません。
3.契約者が本利用契約を解約した場合においても、当該解約手続き完了時点においてすでに発生している利用料金等、その他の債務の履行は本規約に基づいてなされるものとします。
第22条 (利用契約終了後の措置)
1. 本利用契約が終了した場合(理由の如何を問いません。以下本条において同じ)、契約者は、直ちに本サービスおよび本ソフトウェアの使用を中止するものとします。
2. 本利用契約が終了した場合、契約者は、契約者が保有している本ソフトウェア及び当社の秘密情報(複製物を含みます)を、当社の指示に従い、速やかに返却又は削除するものとします。
3. 本利用契約が終了した場合、当社は、本サービス内の契約者サービスに関するデータについて、次の各号に定めるとおり取扱います。
(1)個人情報 利用契約終了後90日以内に削除する。
(2)前号以外のデータ 当社が定める相当な期間を経た後に削除できるものとする。
第23条 (秘密情報の管理等)
1. 契約者及び当社は、相手方の秘密情報を、善良なる管理者の注意をもって管理することとします。
2. 契約者及び当社は、相手方の秘密情報を、相手方の事前の書面による同意なく、開示目的以外のいかなる目的にも使用しないものとします。
3. 契約者及び当社は、相手方の事前の書面による同意なく、相手方の秘密情報を第三者に漏洩、開示等をしてはならないものとします。但し、法令等もしくは証券取引所規則の規定に基づいて秘密情報の開示を要求された場合、又は裁判所、官公庁もしくは捜査機関等の公的機関から秘密情報の開示を要求された場合には、契約者及び当社は、必要最小限の範囲内で秘密情報の開示等を行うことができます。なお、当該開示を行う場合、契約者及び当社は、法令上可能な範囲で、当該開示後遅滞なく相手方にその旨を通知するものとします。
4. 前項の定めにかかわらず、当社は、第11条に定める再委託を行うために必要な限度で再委託先に秘密情報を開示することがあります。この場合、当社は再委託先の選定を適切に行い、当該第三者に対して、本規約に基づき当社が負担するものと同様の秘密保持義務を課すものとします。
第24条 (個人情報の受託等)
1. 契約者は、本サービスの利用に際し、以下の各号の目的において当社に対しアプリ利用者の個人情報の取扱いを委託し、当社はこれを受託するものとします。
(1)当社及び契約者がアプリ利用者の属性や趣向等を分析し、当該属性や趣向等に最適化されたコンテンツ、広告等の表示、電子メール、SMS上での通知等の方法でメッセージ送信を行うこと
(2)当社及び契約者に対する問い合わせ内容の正確な把握及び回答、情報の送付等の連絡
(3)アプリ利用者による不正行為の監視
(4)その他、必要に応じて当社と契約者の間で合意する業務の遂行
2. 契約者は、契約者が当社に個人情報の取扱いを委託することに伴い提供する個人情報が適法、適切な方法によって取得されたものであること、当該個人情報の提供が適用法令等(外国法を含みます。)に違反しないこと、及び第三者の権利を侵害しないことを保証します。
第25条 (個人情報の管理)
1. 契約者及び当社は、契約者が本サービスを利用して分析等を行うために本サービス内に投入するアプリ利用者に関する個人情報(以下「本個人情報」といいます。)について、次の各号の定めを遵守することとします。
(1)契約者は、本個人情報につき、各々、個人情報保護法その他法令等を遵守し、責任を持って厳重かつ適正な管理を行なうこと(適切な個人情報の利用目的を内容に含むプライバシーポリシー等を作成し公表すること、及び委託先の選定を適切に行い、委託先において本個人情報の安全管理が図られるよう、必要かつ適切な監督を行った上で、委託先の行為について責任を負うことを含みます)。
(2)契約者及び当社は、本個人情報を、各々が定めるポリシー等に従った目的にのみ利用するものとし、それ以外のいかなるも目的のためにも利用しないこと。
(3)契約者及び当社は、本個人情報を、法令等に基づく場合を除いて、当該アプリ利用者の許可なく第三者(個人情報保護法第23条に定める「第三者」をいいます)に提供しないこと。
(4)契約者及び当社は、契約者の利用目的の達成又は利用契約終了により利用を終了した本個人情報がある場合は、速やかに安全な方法で責任をもって消去・廃棄すること。
2. 本個人情報が各々の定める利用目的以外の目的に利用された場合、又はアプリ利用者の許可を得ない第三者への開示・漏洩したことが判明した場合、当該目的外利用、開示又は漏洩にかかる当事者は相手方に速やかに書面で報告するものとします。また、本個人情報に関する資料・データ等を紛失し、又は盗難された場合も同様とします。
3. 契約者及び当社が本条に違反した場合、当該違反行為を行った当事者は、当該本個人情報の目的外利用、開示又は漏洩により生じたあらゆる問題(アプリ利用者からの損害賠償請求を含みます)につき単独でこれを解決するものとし、相手方に一切責任を負わせないものとします。
第26条 (履歴情報及び属性情報の取得及び利用)
当社は、本サービスを契約者に提供するにあたり、アプリ利用者の履歴情報及び属性情報(個人に関する情報であったとしても、単独では特定の個人を識別することができない情報を指します。具体的には、IPアドレス情報、アプリの閲覧履歴、行動履歴、位置情報、及び購買履歴、端末ID、ユーザーエージェント、モバイル端末向けの広告IDを含みます)を取得し、本サービスの提供、改善等、当社「『FANSHIP for App』より取得する情報の取扱いポリシー」記載の目的のために利用することができます。契約者はこれを予め承諾するものとします。
第27条 (ログの取得及び利用)
1. 当社は、不正行為の監視、本サービスの改善、サービスの維持管理等を目的とした契約者による本サービスの利用状況(各種コンテンツの作成、プッシュ送信状況を含みます)の確認のために、本サービスに関する契約者及びアプリ利用者のログを取得及び利用することができます。
2. 当社は、前項の規定に基づき取得したログを、秘密情報として取り扱います。
第28条(損害賠償)
本サービスを利用することにより契約者の被った損害について、当社が賠償責任を負うべき範囲はいかなる理由による場合であっても現実かつ直接に発生した損害の範囲とします。また損害賠償額の上限は、当該損害の発生原因が生じた月に当社がその契約者より受領するべき利用料金等の額とします。
第29条(反社会的勢力の排除)
1.当社は、契約者が次の各号に該当する場合、何らの催告なしに本利用契約を解約することができるものとします。
(1)暴力団、暴力団構成員、準構成員、暴力団関係企業、総会屋、社会運動標ぼうゴロ、政治活動標ぼうゴロ、特殊知能暴力集団、その他の反社会的勢力(以下、「反社会的勢力」といいます)である場合、又は反社会的勢力であった場合
(2)自ら又は第三者を利用して、当社に対して、詐術、暴力的行為又は脅迫的言辞を用いるなどした場合
(3)当社に対して、自身が反社会的勢力である旨を伝え、又は、関係団体若しくは関係者が反社会的勢力である旨を伝えるなどした場合
(4)自ら又は第三者を利用して、当社の名誉や信用等を毀損し、又は、毀損するおそれのある行為をした場合
(5)自ら又は第三者を利用して、当社の業務を妨害した場合、又は、妨害するおそれのある行為をした場合
2.当社は、前項による本利用契約の解約を行ったことにより契約者に損害が生じた場合においても、一切の賠償請求には応じません。
第30条(免責)
1.当社は、本サービスが契約者の特定の目的に適合すること、期待する機能、商品的価値、正確性、有用性を有すること(本サービスを使用することにより、登録プラットフォームへの登録審査に合格することを含むがこれに限られません。)、契約者による本サービスの利用が契約者に適用のある法令又は業界団体の内部規制等に適合すること及び不具合が生じないことについて、何ら保証するものではありません。
2.当社は、契約者が本サービスの全部又は一部の利用ができないことにより発生する、あらゆる直接的及び間接的損害について理由の如何を問わず一切の責任を負いません。
3.契約者は、ID等を、自己の責任において適切に管理及び保管するものとし、ID等の管理不十分、使用上の過誤、第三者の使用等(第三者による不正使用等を含む)によって生じた損害に関する責任は契約者が単独で負うものとし、当社は一切の責任を負いません。なお、当社は、登録されたID等を利用して行われた一切の行為を、契約者の行為としてみなすことができます。
4. 契約者が本サービスを利用して作成したアプリを登録プラットフォームに登録の申請をする場合、契約者は当社に対して、登録プラットフォームの申請に必要な情報を提供するものとします。なお、登録プラットフォームの申請に必要な情報に、クレジットカード情報等が含まれた場合、これに起因する契約者、その他の第三者に対して生じた一切の損害について、当社は一切の責任を負わないものとします。
5.本サービスは現状有姿のまま提供されるものであり、当社は本サービスにエラー、バグ、論理的誤り、不具合、中断その他の瑕疵がないこと、本サービスにコンピュータウィルス等の有害情報が含まれないこと、並びに本サービスの正確性、信頼性、完全性、適法性、非侵害性、有効性、目的適合性等につき一切の保証をしていません。
6.契約者が、本サービスの利用により第三者(他の契約者も含む)に対し損害を与えた場合及び本サービスの利用に関して契約者と第三者との間で紛争、トラブル、クレーム等が生じた場合、契約者は自己の責任によりこれを解決し、理由の如何を問わず当社にいかなる責任も負担させないものとします。
7.当社は、本サービスのサーバーに保存されたデータ、プログラム及びその他一切の電磁的記録(以下「データ等」という)について、バックアップの義務を負わないものとします。
8. 当社は、本サービスを通じて発生する契約者のデータ等の保管義務を負わないものとします。契約者は、アプリ利用者に関する過去のデータ等を利用することができない場合があることを予め了承するものとし、アプリ利用者の過去のデータ等が利用することができない場合であっても、当社は一切の責任も負わないものとします。
9.データ等が滅失・毀損したことにより契約者に生じた損害については、当社は一切の責任を負いません。
10.当社は、当社システム内に保管された契約者のデータ等に対して、理由の如何を問わず一切の責任を負いません。
11.当社は、通信サービスの性質上、その原因に関わらず、契約者が本サービスの利用に関して被った速度の低下、復旧不能なデータ破損などの損害について賠償の責任は負いません。
12.当社は、天災、火災、騒乱等の不可抗力、第一種電気通信事業者の提供する電気通信役務の不具合、又はその他当社では責任を負うことが出来ない理由や原因により、本規約上の義務を履行できない場合には、その責任を負いません。
第31条(通知)
1.当社は、契約者に対して通知を行う必要がある場合、契約者が申告した電子メールアドレス宛てに電子メールを送信する方法、本サービスのための管理画面に掲載する方法、当社のホームページに掲示する方法のいずれかの方法により通知を行うものとします。
2.前項の通知の効力は、当社が電子メールを送信した時点若しくは通知内容が本サービス管理画面または当社のホームページに掲示された時点において生じるものとします。また、当該通知に関する電子メールが契約者に到達しなかった場合、電子メールや管理画面、ホームページの日本語を契約者側の環境において正しく表示できなかった等の場合においても、当社では一切の責任を負いません。
第32条(サービス利用契約上の地位の譲渡等)
1.契約者は、当社の書面による事前の承諾なく、本利用契約上の地位又は本規約に基づく権利もしくは義務につき、第三者に対し、譲渡、移転、担保設定、その他の処分をすることはできません。
2.当社が本サービスにかかる事業を他社に譲渡した場合、当社は当該事業譲渡に伴い利用契約上の地位、本規約に基づく権利及び義務並びに契約者の登録事項その他の顧客情報を当該事業譲渡の譲受人に譲渡することができるものとし、契約者はかかる譲渡につき予め同意したものとします。なお、本項に定める事業譲渡には、通常の事業譲渡のみならず、会社分割その他事業が移転するあらゆる場合を含むものとします。
第33条 (情報セキュリティ)
1. 契約者及び当社は、本サービスの利用に際して知り得た情報の漏えい、滅失及び毀損の防止その他安全管理のため、合理的な範囲で、社内規程の整備等の組織的安全管理措置、従業者に対する教育・訓練等の人的安全管理措置、及びアクセス制御、アクセス者の識別と認証、外部からの不正アクセスの防止等の技術的安全管理措置を講じなければならないものとします。
2. 契約者は、当社が前項の措置の整備状況について報告を求めた場合、合理的な範囲でこれに応じるものとします。
第34条 (通信の秘密)
当社は、契約者とアプリ利用者との間における本サービスに関する通信の秘密を、電気通信事業法第4条に基づき厳格に保護します。但し、当社は、契約者及びアプリ利用者の同意がある場合、公権力による強制的な行政処分等による場合、正当な業務行為と認められる場合、又は正当防衛・緊急避難に該当する場合には、必要最小限の範囲内で通信内容の確認等を行う場合があります。
第35条 (秘密情報、個人情報に関する義務の期間)
本規約第23条から第27条、第33条、第34条に掲げる当事者の秘密情報、個人情報に関する義務は、利用契約終了後も効力を失うことなく存続するものとします。
第36条(分離可能性)
本規約のいずれかの条項又はその一部が、消費者契約法その他の法令等により無効又は執行不能と判断された場合であっても、本規約の残りの規定及び一部が無効又は執行不能と判断された規定の残りの部分は、継続して完全に効力を有するものとします。
第37条(準拠法及び管轄裁判所)
1.本利用契約及び本サービスに関して契約者と当社との間で交わされる各種契約文書について、正文を日本語とし、当該契約文書の成立及び効力について日本国法に準拠して解釈されるものとします。
2.本規約及び本サービスの利用に関する紛争については、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。
第38条(協議解決)
本規約の解釈について疑義が生じた場合、又は本規約に定めのない事項については、契約者及び当社は誠意をもって協議し、解決するものとします。
2019年7月15日制定
2019年12月24日制定