プッシュ通知を活用することで、リテンション率の改善やアプリを通したマーケティングの効果を向上させることが可能です。
しかし、プッシュ通知の開封率は運用方法によって差が出ます。
この記事では、簡単にプッシュ通知の開封率をアップさせるポイントを紹介します。
▼目次▼
文面作成のポイント
世の中にコンテンツが溢れ、可処分時間の奪い合いになっている現代において、ユーザーは情報を見るかどうかを一瞬で判断するようになっています。
そのため、パッと目に留まり、一瞬で内容が理解できる文面を作ることで、開封率を上げることができます。
・絵文字や記号を使用する
文字の中に絵文字や記号を混ぜると目に留まりやすいです。
最適な絵文字を織り交ぜれば、文章だけの内容より簡潔に情報を伝えることもできます。
・ユーザーの目を引くキーワードを使用する
プッシュ通知のタイトルにキャッチーで目を引くキーワードを使用すると興味を惹きやすく、プッシュ通知を開封してもらいやすいです。
キーワードを考える際のポイントは以下のようなものがあります。
- 世の中で注目されている話題性のあるキーワード
- 期限や数量に限定性を示すキーワード
- 損得を感じさせるキーワード
- 具体性や客観性を感じさせる数字
例えば、映画やドラマ、アニメなどの話題作で使われているタイトルや決めゼリフをもじってタイトルを作ることが考えられます。
・キーワードを先頭に記載する
文字を読むときは先頭から後ろへと読み進めます。
そのため、できるだけ先頭にキーワードを記載することで、キーワードでユーザーを惹きつけることが可能です。
・文字量を少なく、簡潔にする
一瞬で内容を判断できる文字量にすることで、内容を理解してもらいやすく、ユーザーに負担を感じさせずに最後まで読んでもらいやすくなります。
FANSHIPの管理画面では、タイトル20文字、本文40文字程度で入力するように表示しています。
・有益な内容にする
配信ユーザーにとって見る意味を感じさせる内容にすることで開封率が上がります。
この逆が、一方的なお知らせや広告的なコンテンツです。
また、ユーザーごとに興味関心のある内容が違うため、ユーザーに合った内容を配信することも重要です。
セグメント配信や絞り込み配信を利用することで、特定のユーザーにのみプッシュ通知を配信したり、興味関心に合わせて内容を出し分けたりすることができます。
【有益な内容にするためにFANSHIPで活用できる機能】
- 属性機能:ライフスタイルや嗜好・価値観などで配信対象を絞る
- セグメント機能:商品・サービスに対してとった行動で配信対象を絞る
- 差し込み配信:「〇〇さまへ」など、個別的な呼びかけを配信内容に一括で入れる
時間・頻度のポイント
プッシュ通知を送るタイミングや頻度を変えることで、プッシュ通知の開封率を上げることができます。
・開封率が高くなりやすい時間帯に配信する
プッシュ通知の開封率は夜間の配信が高い傾向にあります。
あまり遅い時間だとユーザーに嫌がられるため、19時〜20時頃の配信が一般的です。
また、全時間帯に共通することとして、配信時刻を少しずらすことで開封率を上げる効果があります。
時刻をずらすとは、例えば、12時に送る予定のものを12時20分に、20時に配信予定のものを20時40分に配信することです。
配信タイミングを少しずらすことで、他のプッシュ通知と被りにくく、ユーザーの目に留まりやすくなります。
・一日の配信数を抑える
一日に配信するプッシュ通知の数を抑えることで、開封率を上げることができます。
同じ日に多くのプッシュ通知を配信すると、ユーザーに嫌悪され、開封率が低下していきます。
複数回の配信をする場合は、朝、昼、夜にして間隔をあけるなどすることで、配信数への抵抗を感じさせにくくすることが可能です。
まとめ
今回ご紹介した、プッシュ通知の開封率を上げる方法は以下のとおりです。
文面作成のポイント | 絵文字や記号を使用する |
ユーザーの目を引くキーワードを使用する | |
キーワードを先頭に記載する |
|
文字量を少なく、簡潔にする | |
有益な内容にする | |
時間、頻度のポイント | 開封率が高くなりやすい時間帯に配信する |
一日の配信数を抑える |
すぐに取り入れられる内容ばかりのため、できるものから試してみてください。
また、プッシュ通知作成時のチェックリストのようにお使いいただくことで、開封率が上がるポイントを押さえたプッシュ通知の作成が可能です。
ぜひ運用時の参考資料としてもお役立てください。